海アメ釣りトライ&エラー
2004初冬〜2005春
2005.5月 長万部港
道南日本海方面は海藻も枯れてしまい、海岸、港とも魚の数が少なくなってきた。島牧の原歌港で40cmのアメマスが一匹釣れた他はチビアメも少ない。
そこで一転、太平洋側の長万部港へ。つり新によるとサクラマスも釣れているというじゃないの。
ルアーを投げていると軽トラの窓から漁師のおっさんが顔を出して「釣れないべさ。今うちらもマスは全然揚がってないもん。」と、たちまち気勢をそがれてしまった。こうなったら最後の手段（もう早かい!!）いつもの良型ウグイ狙いだ。
奥へ行くとライズがある。マイクロスプーンを引いてくるとコツコツと当たりがある。ここでトゥイッチして喰ってくるようだとウグイじゃなくてアメマスなんだけどな。あっ、ヒットした。
釣れたのは30cmの海アメ、続けざまに数匹釣れた。あっちでもこっちでもライズして、群れは百匹以上居るぞ。うおぉぉ！もしかしてこれ全部アメマス?!
その後、それはヤッパシだいたいウグイだと判明いたしました。
釣果
海アメ 20cm〜40cm
海ヤマベ 18cm〜20cm
海ウグ
ヒットルアー
トラウトチューンＨＷ5.5cm、コンデックス岩魚3g、
2005.5月 積丹
北檜山で釣れるなら、もしかして積丹の港にもサクラマスが入っているのでは、と思い余別・来岸港へ。
ＧＷの積丹は釣り人だらけ。この日半島で千人以上来ていたのではないか。港も投げ釣り・浮き釣りの人で賑わっていたが、ルアーは我々だけ。鵜泊に比べると魚影は薄いが、それでもアメマス、それに海ヤマベが釣れた。やはり港の角に溜まっているようだ。
サクラマスはそういつでも出会える訳ではないことが確認できました。
その後、川白港でホッケ釣りの人々に混じってルアーを投げた。
釣果
海アメ 20cm〜25cm
海ヤマベ 18cm〜20cm
ホッケ
ヒットルアー
トラウトチューンＨＷ5.5cm、ピュア3g、
コンデックス岩魚3g
ホッケ将軍こと地球釣山本
2005.5月 北檜山-3・瀬棚
今回は海サクラ狙い。相変わらず強風で外海はパス。鵜泊港のチビアメを狙いつつサクラマスを待つ。かなりサイズの違う両者を一つのタックルでどうしようか迷ったが、前回良い思いをしたサスペンド7ftを使用。
チビアメマスは一度に20匹位チェイスしてくるが中々ヒットしない。前回大潮が今回小潮なので活性が悪いのか？
サクラマスが二匹チェイスしてきた。ズル引きしたり、ディープダイバーやスプーンに変えてみたが反応なし。あきらめてアメマス狙いに戻し、ミノーを激しくトゥイッチさせていたらサクラマスが目の前まで追いかけて来てヒット！
うーむ、今日はこのパターンだな。ということで、前回サクラを釣った太櫓港へ移動。
アメマスは全然入ってないようだが、サクラマスはあちこちでハネている。こ、これは20匹は入っているのではっ！！
トゥイッチパターンで追いかけて来て、足元で食うのでほとんどバラしてしまいました。
はぁ、でも面白かった。サクラマスはタイミングが99%だろうけど、北檜山でこんなに海サクラを見たのは初めてだ。やはり今年は多いのかな。
去年、宮城県の追波川に一緒にサクラマス釣りに行った首都圏の五年間サクラマスゼロの人達が見たらびっくりするだろうな。（その時は自分も坊主だったけど）
その後、吹込・須築港でも初のアメマスが釣れたがサクラの反応はなかった。
釣果
海アメ（小） 20cm〜30cm 50匹位
海サクラ 45cm〜55cm
ヒットルアー
トラウトチューンＨＷ5.5cm、ピュア3g
2005.4月 北檜山-2
前回のチビアメに気を良くして再び鵜泊港へやって来た。今回は最初から20cmクラス狙いのライトタックルを用意。
サケ稚魚の姿は見えないが、岸際に数mmの何かの稚魚が群れている。
天気が良く気温も高かったのだが風が強いので、ルアーはトラウトチューン・ヘビーウェイトを選んだのだが、これが大正解。二時間程で５０匹以上釣れた。
最大サイズは30cmでした。
太櫓のプレジャーボート港にも寄ってみる。
数年前にフライで60cmを釣って以来、良い思いをした事がないけど「絶好釣」の今日ならチャンスかも。
先ほどと同じルアーで同じくハードトゥイッチをやってみるが、アメマスの姿が全く見えない。
仕方ないので根魚（今風に言うとロックフィッシュ）狙いでルアーを棒引き（今風に言うとステディーリトリーブ）していると大物がヒット。
こ、この引きはもしや?!・・・・・サクラマスだあ！
ライトタックルの上ランディングネットもないので苦戦したが、港の斜路に無理矢理ずり上げた。
たまたま群れが入っていたのだろう、この日サクラマスが何と三本も釣れてしまいました。
いやははははははははははははははははははは・・・・・・・。
釣果
海イワナ 20cm〜30cm 数十匹
海サクラ 40cm〜55cm
ハゴトコ
ヒットルアー
トラウトチューンＨＷ5.5cm、ソリッドテールディープ4cm、ロンゲ3g
2005.4月 北檜山-1
いきなり海じゃないですけどこの時期、川は雪代で大増水。とても竿を出す気にならないのが普通だが、夏には極浅のチャラ瀬が深さ・流速共に丁度良いポイントになっていたりする。
何年か前に60cmオーバーが複数釣れた、後志利別川のそんな場所に行ってみた。
四時間粘って一度も反応なし・・・・・・・・・・よし、海アメ狙いに変更だぁ！
といっても檜山管内は４月から河口規制が始まっているので、利別川・太櫓川河口の実績ポイントでは釣りができない。
いつもの鵜泊港へ。アメマスは無理でも海タナゴでも釣れたら「北霞漁協雑魚部」に報告しようかな、淡水タナゴとは全然種類が違うけど。
去年まであったサケ稚魚の生簀が見当たらない。海タナゴどころかウグイの姿すらない。
チヌークやシーウォッチャーなど、ここでの実績あるルアーをとっかえひっかえキャストするも反応無し。「おいおい、300km走って来て坊主かよ。」
初心に帰り?!かつてワンシーズンこれ一本で通した事があるというヴィクセン55に変えるといきなりヒット！やはりサケ稚魚を意識しているのか。
その後も5cm位のミノーのただ曳き、スレてきたと思ったらハードトゥイッチ、そしてポイント移動の繰り返しで次々に本命アメマスが釣れた。
ただし、全部サイズが20cm前後のチビアメでしたけど。それでも坊主を覚悟していただけに嬉しう御座いました。
海に来るつもりじゃなかったので、帰ったら淡水用ルアーやタックルを洗わないと。これからまた300km運転して、そんな元気が残ってるかな？
釣果
海アメミニ 20cm前後多数
ヒットルアー
ヴィクセン55、アスリートミノー5.5cm、アイルF4.5cm、チヌーク3g
2005.1月 島牧
1月初旬は完全な冬型の気圧配置で、天気予報は連日風速10m。なかなか島牧まで行くモチベーションが得られない。
こんなことではいかんと、中の川まで決死の覚悟でやって来た。（先月と同じ書き出しのような気が・・・）
この日は風、波共適度に有り、海の色も紺色で申し分ない。うおぉぉっ、やったぜ！こんな状態を待ち望んでたんだぁ。
それなのに一匹も釣れませんでした。
前回「遂に解かった」筈の潮目も２〜３箇所有ったが何の反応もなし。全然解かってない事が明らかになった。
江ノ島１８番に移動してもやっぱり駄目でした。大勢居た釣り人も皆釣れなかったみたいなのが救い？
翌日は再び風速10m越えにより、浜での釣りを泣く泣くあきらめ、鵜泊港へ。やはり風を避けてルアー・フライマンが数人来ていた。
皆さん誰も釣れていないとの事。こうなったらホッケでも何でもいいから釣れないかな。だんだん志が低くなっていくのはいつものパターンである。
でもホッケの群れも入ってなくて何〜も釣れない。
ミノーのトゥイッチ、ジグのリフト＆フォール等色々試している中、古（いにしえ）のルアーテクニック「グリグリメソッド」でアメマスが釣れました。
村田基師匠によるとグリグリはリールが壊れるのであまりやらない方が良いそうです。その日はステラを使っていたので、壊れたらシャレにならない。
スプーンにカジカがチェイスしてきたのを機に、ブラーにワームを付けてカジカ釣りをしました。めでたしめでたし。
釣果
中の川 ぼ
江ノ島 ぼ
鵜泊港 海アメ 38cm
カジカ
ヒットルアー
チヌーク14g、ブラー5g＋ワーム
2004.12月 島牧
12月も末になると完全な冬型の気圧配置で、天気予報は連日風速10m。なかなか島牧まで行くモチベーションが得られない。
こんなことではいかんと、中の川まで決死の覚悟でやって来た。
やはり向かい風が強くて、一応トランクに積んできたダブルハンドのフライロッドの使用は即あきらめた。
ここは江ノ島地区よりも遠浅で、全体がサラシのようになっている。ヒラスズキが釣れそう?!
どんどん移動しながらルアーをキャストしていくが、しばらくあたりなし。
そんな中、波の状態もルアーを引く抵抗感も明らかに他と違うポイントを見つけた。「ここは絶対釣れる。」
そしてその場所で二連続ヒット！サイズは小ぶりだったが、宣言通りに釣れた嬉しい魚だった。
「苦節数年、ワシらも遂に”潮目”が読めるようになったか・・・。」
しかしそれが単なる勘違いであった事に否応無く気付かされるのであった。つづく・・・。
釣果
海アメ 36cm〜40cm
ヒットルアー
チヌーク25g
