渚滑川

1999.10月

今年初の渚滑川。まず上流のC&Rエリア、滝西地区に入る。
連休だけあって、数少ない駐車スペースはどこも車でいっぱい。
とりあえずルアーの釣り支度をし、昨年いい思いをしたポイントまで降りてみると、奇蹟的に誰もいない。
瀬頭から下流に向かってミノーをキャストし、ゆっくり引いてくると、突然強烈な当たり。そしてジャンプ・ジャンプ・ジャンプ。
第一投目から釣れたのはフアイトの割に小さな30cm位のニジマス。しかし鮮やかなグリーンの背中にきらびやかなレインボーカラーの体側、ピンと伸びた尾鰭の、完全に野生化した美しい魚体でした。
管理釣り場のようだとの意見もある渚滑川ですが、このような「ヒレピン」に出会えた事を嬉しく思いました。
その後、淵やトロ瀬で釣れてくるのは、ヒレの丸いニジマスばかりでした。ただし、サイズは皆45cm前後でなかなか太っているので、結構楽しめましたが。
下流のC&Rエリアではサケが川を占領していて、ポイントは意外に限られていました。
アウトリガースタイルのフライマンや、スプーン・ミノーのルアーマンがびっしり入っていたので違う方法でと思い、クランクベイトに独特のアクションを加えてやると、入れ食いになりました。またしてもサイズは45cm前後、この釣り方ってやっぱり管理釣り場?
ところが荒瀬の中にミノーを泳がせていると、今までとは明かに違う力強い引き。ドラグが悲鳴をあげる。ようやっとキャッチしたのは50cmオーバーの鰭の伸びたニジマスでした。予め交換しておいたシングルフックがベロベロに伸びていました。
一応フライもやりました。
キャストしてフライを水中に入れたまま、ポジションを変えようと岩を飛び移った途端、ロッドが引っぱられました。釣ったというより釣れてしまったという感じです。
フライフィッシングは偶然の少ない釣り、と言われていますが、ほとんどを偶然にたよっている私は天才?(もしくは運のいい下手糞)でしょうか。
渚滑川で感じた事は、放流魚もいるし、野生化したのもいる、釣り人もいっぱいいる.....
C&R区間を維持するためには「運営」が必要で、我々は楽しませてもらっているという意識 とマナーが必要だと思います。
釣果        
ニジマス 20cm〜53cm 多数
ヒットルアー・フライ
チップミノー4cm、シルバークリークシャッド4cm、トリックトラウト、アグリアロング2.5g、シルバークリークスプーン10g、ウーリーバーガー#8